東京サステナビリティボンド インパクトレポート
3/10

12312東京サステナビリティボンドへの投資を通じた企業等の後押しにより、都の施策を強力に推進市場の資金が国内の環境・社会問題の解決に活用される流れを加速させ、サステナブルファイナンス市場を活性化これらの取組を通じて、「人」が輝く明るい未来の東京の実現を目指すとともに、SDGsの達成に貢献東京都知事S u s t a i n a b iI m p a c tt y B o n d sil R e p o r t東京サステナビリティボンドへの投資都の施策を強力に推進サステナブルファイナンス市場の活性化「人」が輝く明るい未来の東京の実現SDGsの達成 持続可能な社会の実現に対する関心が世界的に高まる中で、国だけでなく自治体レベルでも、経済・社会・環境の分野における幅広い取組が求められています。 こうした中、東京都は、「2050東京戦略〜東京もっとよくなる〜」を策定し、すべての「人」が輝き、一人ひとりが幸せを実感できるような「成長」と「成熟」が両立した「世界で一番の都市・東京」の実現に向けて、様々な課題の解決に取り組んでいます。 金融には、社会課題を解決に導く力が備わっています。新しい金融の流れは、社会が進むべき方向性を生み出します。東京都は、国内の貴重な資金が国内の環境対策や社会課題の解決に向けて活用される流れを創出するため、平成29年度に国内自治体初のグリーンボンドを発行し、令和3年度からはソーシャルボンドの発行を行ってきました。そして昨年度は、国内に加えて海外からも幅広く投資資金を呼び込むため、海外市場においてサステナビリティボンドを発行しました。このように、持続可能で強□な社会の実現に向け、多様な投資家のみなさまからの投資資金が脱炭素化や社会的に支援が必要な方々に向けた施策に活用されるよう、東京都自ら機運の醸成を図っています。 このような取組を将来にわたって着実に進めるには、投資家のみなさまが安心して投資を継続できるよう、発行後の調達資金の状況確認やレポーティングの充実など、透明性の確保が求められます。そこで東京都は、実際に調達した資金を充当した事業の状況や社会効果をわかりやすく示し、目標や個々の計画なども一体的にご覧いただけるよう、「東京サステナビリティボンド・インパクトレポート」を作成しました。 サステナブルファイナンスが世界規模で拡大する中で、東京都は、環境問題や社会的課題の解決に向けた具体的な行動をさらに積み重ねていくとともに、持続可能で強□な社会の実現を金融面から支えるため、サステナブル・レジリエントファイナンスのリーディングシティとなるべく取り組んでいきます。 本レポートを通じて、東京サステナビリティボンドへのご理解を深めていただけることを願っています。T o k y o東京サステナビリティボンドの目指す未来(東京サステナビリティボンド・フレームワークより)

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る